KAJABIで物理的な商品を販売する方法｜テキストや教材キットの販売アイデア

KAJABI（カジャビ）は、主にオンライン講座やメンバーシップなどのデジタル商品を販売するためのプラットフォームです。ですが、

• 「講座に関連したテキスト教材を郵送で販売したい」
• 「学習に必要なキットやツールを届けたい」

というような、物理的な商品（物販）を販売したいというニーズも出てくることがあります。

今回は、KAJABIを活用して教材やアイテムなどの“モノ”を販売する方法をご紹介します。

完全に物販向けに作られているわけではありませんが、KAJABIの「オファー機能」を活用することで、ある程度シンプルな販売フローは構築可能です。

KAJABIには「物販専用の機能」はないけれど...

まず前提として、KAJABIにはショッピングカートや在庫管理機能、発送管理などの物販向け機能はありません。

そのため、ECサイトのようなスムーズな商品管理は難しいですが、「集金用オファー（ゴーストオファー）」を使う方法で、教材の販売などには十分対応できます。

例えば、Offerを使って以下のようにテキスト販売のためのチェックアウトページを作成することができます↓

ゴーストオファーについては、以下の動画でご紹介をしているのでご参考いただけますと幸いです↓

【動画】

オファーを使って物販を行う手順

① ゴーストオファーを作成

KAJABIでは、オファー（Offer）を作る際に必ずしも講座（Product）を紐づける必要はありません。
何もProductを選ばずにオファーを作成することで、ただの「支払いページ」を作ることができます。これをKAJABIではゴーストオファーと呼びます。

購入してもログインして見るコンテンツはありませんが、支払いだけを完了できます。

② オートメーションで購入通知を設定

商品購入後に、

• 管理者宛の通知メール
• ユーザー宛のサンクスメール（＋案内）

をオートメーションで設定しておくことで、販売後のやりとりもスムーズにできます。
必要であれば、ユーザーにタグ（例：「テキスト購入者」など）を付けて管理することも可能です。

ただし、在庫管理・配送管理機能などの機能はKAJABIにはありませんので、管理者は購入通知が届いたら手動で発送をする必要があります。

③ 販売ページのデザインを整える

オファーにはカスタマイズ機能があるので、商品の説明や画像を挿入したりして、見栄えを整えます。
完成したオファーのURLをブログやLPに貼っておけば、そこから販売が可能になります。

サンプルOffer：https://japan.mykajabi.com/offers/WBVW5Kkb 

Order Bumpで講座と一緒に物販を提案することも

KAJABIでは「Order Bump」という機能を使って、購入画面に追加オプションとして別の商品を表示することも可能です。

たとえば、

• オンライン講座に「紙のテキスト教材」を追加提案
• 実践キットやチェックリストの販売

などができ、アップセルやクロスセルの仕組みとしても活用できます。

送料の設定について

KAJABIには送料を自動で計算する機能はありません。そのため、以下のような対応方法がおすすめです：

• 送料込みの金額をオファー価格として設定
• 配送エリア別に金額が異なる場合は、エリアごとに別オファーを作成
• または、Order Bumpで追加送料を選択式にすることも可能です

例）

• エリアA：5,500円（税込）
• エリアB：6,000円（税込）

注意点と運用上のコツ

KAJABIは本来は物販用プラットフォームではないため、発送管理・在庫管理・納品メールなどはすべて手動になります。

商品を発送する必要がある場合は、購入フォームに住所入力欄を必ず追加しましょう。

KAJABIのデフォルト住所項目は海外仕様なので、日本向けにはカスタムフィールドを使って入力欄を作成するのがベストです。

まとめ：シンプルな教材販売ならKAJABIでも可能！

KAJABIは物販に特化したツールではありませんが、オファー機能を工夫することで教材やアイテムの販売にも対応できます。

• 商品単体の販売（ゴーストオファー）
• 講座＋物販のセット販売（Order Bump）

などを組み合わせることで、オンライン講座とリアルな教材の組み合わせ販売が可能になります。

本格的な物販ビジネスを行いたい場合は、Shopifyなどの専用ツールを組み合わせることもご検討ください。