ヨガ講師のオンライン収益化ガイド|「動画コースを売る」の先にある収益モデルの作り方
Aug 28, 2026こんにちは、カジャビ日本語サポートのHodaです。
「オンラインで収益化する」と聞くと、多くのヨガ講師がまず思い浮かべるのは「動画コースを撮って売る」という方法だと思います。
間違いではありません。ただ、それだけで終わらせてしまうのは少しもったいない選択でもあります。
オンラインで教えているヨガ講師の収益構造を見ていくと、実際には「コースを売る」はいくつもある収益源のひとつに過ぎず、しかもそれらは組み合わせることで初めて安定した収入になっているケースがほとんどです。今回は、ヨガ講師がオンラインで収益を作る方法を整理しながら、最後にプラットフォーム選びの話にも触れていきます。
実際に僕がサポートさせていただいた方の実際の成功例も踏まえてご紹介します
ヨガ講師の収益源は、思っている以上に分かれている

オンラインヨガの収益は、大きく3つのタイプに分けて考えると整理しやすくなります。
1つ目は「直接指導型」の収入です。リアルタイムのライブクラス、録画済みのオンデマンドクラス、その両方を組み合わせたハイブリッド形式などが含まれます。
2つ目は「プロダクト型」の収入です。体系立てて作り込んだ動画コース、継続課金のメンバーシップ、電子書籍やシークエンス集、プリント教材といったデジタル商品がここに入ります。
3つ目は「周辺収入」です。ブランドとのタイアップ、アフィリエイト、リトリートの主催、そして他のインストラクターを育てるティーチャートレーニング(養成講座)などが該当します。特にティーチャートレーニングは、既存の受講生を対象にした高単価商品として設計しやすく、コースやメンバーシップの次のステップとして位置づけている講師も多く見られます。
一つの収入源だけに頼るのではなく、これらを重ねていく発想を持つと、季節や体調による変動にも強い収益構造を作りやすくなります。
「コース」と「メンバーシップ」は似ているようで役割が違う
ヨガ講師が最初によく迷うのが、コース形式にするかメンバーシップ形式にするかという選択です。
コースは、明確なゴールに向かって進む買い切り型の商品です。「股関節を21日間かけてほぐす」「初心者が逆転のポーズができるようになる」といった、始まりと終わりがはっきりしたテーマに向いています。
一方でメンバーシップは、継続的にコンテンツやライブクラスが更新される会費制の仕組みです。毎週新しいクラスが追加される、コミュニティで質問できる、といった「続ける理由」を提供し続ける必要がありますが、その分、収益は積み上がっていきます。
どちらか一方を選ぶ必要はなく、コースを入り口にしてメンバーシップへ誘導する、あるいは短期間の無料チャレンジ企画でリストを集めてから有料コースへ案内する、という組み合わせ方が実際にはよく使われています。
提供形式ごとの価格帯の目安
海外の実例を参考にしながら、日本の受講者を想定した価格帯に置き換えると、次のような目安になります。あくまで出発点として捉えてください。
・ドロップインのライブクラス(単発参加) : ¥1,500〜¥3,500程度。価格競争が起きやすい帯域
・クラスパック(10回分などのまとめ購入): ¥12,000〜¥25,000程度。継続利用への割引として機能
・月額メンバーシップ: ¥2,980〜¥7,800程度。安定した継続収益の柱になりやすい
・ミニ講座(単一テーマ、数時間程度): ¥5,000〜¥19,800程度
・本格的なコース(体系立った複数モジュール): ¥19,800〜¥98,000程度
・年間メンバーシップ: ¥25,000〜¥65,000程度。月額よりも解約率を抑えやすく、キャッシュフローの改善にもつながる
・ティーチャートレーニングや伴走型の高額プログラム: ¥150,000〜。認定や個別フィードバックが伴う分、価格の天井も高くなる
価格については「これが正しい」という回答はありません、オンラインコースの価格については様々な考え方によってつけることができるので、こちらの記事も併せてご確認ください。
オンライン講座の価格設定ガイド|相場・値付け・松竹梅・分割払いまで解説
ライブ配信で見落としやすい落とし穴
意外と語られていないポイントとして、「ヨガはグループフィットネスほどライブ配信と相性が良くない」という点があります。
多くのフィットネス系のライブレッスンでは、講師のアップに視線を集めることでテンポよく画面を追わせることができます。ところがヨガの場合、多くのポーズでは受講者は自分の内側に意識を向けており、正しいアライメントの都合上、講師の顔をずっと見ているわけにもいきません。かといって全身が映る引きの画角にすると、今度は臨場感が薄れてしまいます。
実際にオンライン指導で成果を出している講師の多くは、90分のクラスをそのまま配信するのではなく、15〜20分程度のミニセッションや、特定のテーマに絞ったシリーズ形式に組み替えています。スタジオのクラスをそのまま画面に持ち込むのではなく、オンラインというフォーマットに合わせて再設計する、という発想の転換が必要になる部分です。
いきなりコースを作るより、まずは「見つけてもらう仕組み」を作る

オンライン収益化を考えると、どうしても「まず動画を撮ってコースを完成させよう」と考えがちです。しかし、まだ知名度がなく、メールリストや既存の受講者もほとんどいない状態であれば、最初に力を入れるべきなのは商品作りよりも集客です。
どれだけ内容の素晴らしいヨガコースを作っても、その存在を知っている人がいなければ売れません。Webサイトを公開しただけで検索から多くの人が訪れてくれるわけでもなく、特に開設したばかりのサイトや無名の講師の場合、Google検索だけで安定した集客ができるようになるまでには時間がかかります。
そこで重要になるのが、YouTubeやInstagramなどのSNSを使った継続的な情報発信です。
例えば、
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YouTubeで「肩こり向け10分ヨガ」「初心者向け朝ヨガ」などの無料動画を公開する
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Instagramでポーズの解説や短いレッスン、日々の活動を発信する
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無料のミニレッスンやPDFを用意してメールアドレスを登録してもらう
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ライブ配信や無料チャレンジを通じて、実際に指導を体験してもらう
といった方法があります。
オンラインで成功しているヨガ講師を見ると、最初から有料コースだけを販売しているケースはむしろ少なく、YouTube、SNS、ブログ、メールマガジンなど、何かしらの無料コンテンツを通じて継続的に見込み客との接点を作っているケースが多くあります。
無料コンテンツを見てもらうことで、「この先生の説明はわかりやすい」「この人のヨガをもっと受けてみたい」と感じてもらえれば、その後に有料コースやメンバーシップを紹介したときのハードルは大きく下がります。
つまり、流れとしては、
SNS・YouTubeなどで知ってもらう → 無料コンテンツで信頼してもらう → メールやコミュニティで関係を深める → 有料コースやメンバーシップを提案する
という形が理想的です。
「良いコースを作れば自然に売れる」のではなく、そのコースを必要としている人にどうやって見つけてもらうかまで含めて商品設計を考えることが、オンライン収益化では非常に重要です。
ツールを継ぎ接ぎしていくと、運用がどんどん重くなる
多くのヨガ講師が最初にぶつかる壁は、実は「何を教えるか」よりも「どう届けるか」の部分です。
配信にはZoom、予約と決済にはAcuity SchedulingやPayPal、コミュニティ運営にはFacebookグループ、告知用にはInstagramやYouTube——実際に自力でオンライン展開を始めた講師の記録を見ると、こうして複数のツールを組み合わせながら手探りで整えていくケースがとても多く見られます。
最初は無料や低コストのツールを組み合わせて始められるのが利点ですが、メンバーシップやコース、ティーチャートレーニングと商品数が増えていくにつれて、ログインするツールの数、決済情報の管理、会員データの分散といった運用負荷が重くのしかかってきます。生徒が増えるほど、この「継ぎ接ぎ」のコストは効いてきます。
「動画コースを売ればいい」の先にある、プラットフォーム選びという論点
ここまで見てきたように、ヨガ講師のオンライン収益化は、コース単体で完結する話ではありません。ライブクラス、メンバーシップ、デジタル商品、ティーチャートレーニングといった複数の商品形態を、コミュニティやメール配信と結びつけながら運用していく必要があります。
コース専用プラットフォーム、ヨガ・フィットネスに特化した配信プラットフォーム、WordPressに決済プラグインを組み合わせる自前構築——選択肢はいくつもありますが、それぞれ得意分野が異なり、機能が増えるほど月額コストや管理の手間も比例して増えていきます。
Kajabiがこの中で候補に挙がりやすいのは、コース販売・継続課金のメンバーシップ・コミュニティ・メール配信・ランディングページ制作までを、ひとつのアカウントの中で完結させられる設計になっているためです。ミニ講座を入り口にして本格コースへ、そこからメンバーシップへ、さらにティーチャートレーニングへとステップアップさせていくような商品構成も、別々のツールを行き来せずに同じ管理画面の中で組み立てられます。支払い方法についても、単発購入・分割払い・無料トライアル付きのサブスクリプションといったオファーを商品ごとに設定できるため、この記事で紹介したような複数の価格帯・複数の商品形態を、講師側の運用負荷を増やさずに実現しやすいのが実務上のメリットです。
実際に僕のクライアント様の中にもヨガ講師としてKajabiを利用いただいている方もいらっしゃいます
「動画コースを売ればいい」という発想自体は、すでに多くの講師が持っています。差がつくのは、その先にある「どう組み合わせ、どう届けるか」の設計です。まずは自分が今持っている収益源を書き出してみて、どこにコースやメンバーシップを組み込めそうか、整理するところから始めてみてください。
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