KAJABIとクリックファネルの連携方法・できるコト・注意点
Apr 20, 2022KAJABIとクリックファネル(ClickFunnels)の連携方法・できるコト・注意点などについてご紹介します。
クリックファネル(ClickFunnels)とは?
クリックファネルは、名前の通りセールスファネルを作成することができる海外ツールです。基本的に、何か商品やサービスを販売したい時は、以下のようなセールスファネルになると思いますが、それをすべて管理することができるツールです。
KAJABIとClickFunnelsを使うメリットは?
基本的に、KAJABIもLPを作成することができますし、オートメーションを利用してアップセルなども行うことができます。なので、普通にセールスオートメーションを作成して運用していく分には問題ないかと思います。
ただ、以下の点ではクリックファネルを使うメリットがあるかと思います。
A/Bテストができる
KAJABIでは自由にLP(Pages)を作成することができますが、ABテストを行う機能は備わっていません。もし、マーケティング戦略の測定などをされたい場合は、ABテストが使えるクリックファネルを使用する意味はあります。
↓クリックファネルを使用することで、以下のように同じURLにアクセスしたとしてもランダムに片方のページを表示することができます。これにより、どちらのLPが効果的(コンバージョン率が良い)かを調べることができます。
複数回のアップセル(ダウンセル)
KAJABIにもアップセルの機能がありますが、基本的にはメインのオファーの後に1回しかアップセルを行うことができません。メインのオファーの後に、別のLPに飛ぶようにして擬似的にアップセルを複数回行うこともできますが、あまりスムーズな方法ではありません。
一方、クリックファネルを使用すると購入後やボタンクリック後にどんどん次のページに誘導することができます。
↓例えば、基本的なファネルの構成は以下のようになっているのですが、
↓ファネルの項目(ページ)を任意に追加できるので、アップセルを複数紹介するということもできます。
↓ちなみに、各ページのコンバージョン率やアクセス数は、ファネルごとにチェックすることができます。(KAJABIのパイプラインの場合も、同様に確認することができます。)
オファーページのデザイン
みなさんご存知の通り、KAJABIのオファーページはとてもシンプルなデザインになっています。これはこれで良いのですが、クリックファネルの決済ページは色々なテンプレートがあり、カスタマイズが可能になっています。
↓以下のように多くの決済画面のデザインがあるので、ここから選択してカスタマイズをすることができます。また、決済画面自体をカスタマイズが可能なので、LPと決済ページを分けずに「決済フォーム付きのLP」を1ページ用意するだけということも可能です。
選択式で購入できる
KAJABIの場合は、1オファーページにつき、一つのオファーしか購入することができませんでしたが、Clickfunnelsを使用することで、以下のように一つの決済ページで商品を選択してもらうことができます。(カート機能のようなものはありませんが、クリックファネルもKAJABI同様でOrder Bump機能を使用できます。)
クリックファネル&KAJABIでできるコト
クリックファネルとKAJABIを連携させることで、以下のことを行うことができます。
- 【A】クリックファネルで販売までのファネルを作成して、販売ページのボタンをKAJABIオファーにリンクさせる
- 【B】クリックファネルで決済までのすべてのファネルを作成して、クリックファネル上で決済があると、購入者に自動的にKAJABIサイトのアカウントを発行する(メンバーになり、動画講座を受講できる)
↓簡単に図説すると以下のようになります。(黄色はクリックファネル上のページです。)
(黄色はクリックファネル上のページです。) (黄色はクリックファネル上のページです。)
連携方法
上パターンの【A】の場合であれば、クリックファネルのボタンにKAJABIオファーのURLを貼るだけなので簡単です。
【B】を行う場合は、APIの連携をする必要があります。そこまで難しくはありません。
まず、クリックファネルにログインをしたら「Account Settings」 >「Integrations」に進みます。
↓「Add New Integration」をクリックします。
↓連携できるツール一覧があるので、KAJABIを探します。
↓このように、API情報を入れるフォームが出てきますので、みなさんのKAJABIサイトの情報を入力します。
KAJABIサイトのAPIの確認方法
↓KAJABIのダッシュボードから Setting > Third Party Integrations に進みます。
↓ページ下にクリックファネルがあるので、こちらをコピーします。
↓クリックファネルに戻って、このように入力します。※貼り付ける際は「API Secret」が上にあるので注意します。
↓このようにリストに追加されればAPI連携完了です。
KAJABIのオファーとクリックファネルの連携
APIの連携で、KAJABIとクリックファネルのデータ連携ができるようになりました。次は、具体的にファネル内で何が起こったら、どのKAJABIオファーを購入者に付与するかを設定します。
↓連携したいファネルの「Order」に該当するページに進み、「Products」をクリックします。
↓次に、ステップバイステップでProductsを作成していきます。
あらかじめ、クリックファネルとStripeを連携しておく必要があります。
↓次に販売価格の情報などを入れます。
↓「PRODUCT VARIATIONS (Optional)」はスキップしてOKです
↓次の「MEMBERSHIP(Optional)」という部分が重要です。ここで「Membership Integration」というトグルがあるので、これをONにします。そうすると、先程連携したKAJABI連携が表示されるので、選択します。そうすると、今のKAJABIサイトに作成されているオファーが選択できるようになるので、今回の購入者に付与したいオファーを選択します。
Membershipと書いてありますが、最初の「Payment Option」で一回払いを選択していれば、買い切りのオファーも問題なく販売できます。
↓後のステップは任意項目なので割愛をします。最後のステップ(SUMMARY)では、最終確認画面なので、金額や対象オファーが正しいかを確認します。
Productが追加できたら、実際のクリックファネルのページプレビューを確認してみましょう。そうすると、作成した商品が表示されているはずです。
Clickfunnelsのページ作成方法などは割愛しております。
クリックファネル上で購入があると
クリックファネル上で購入があると、その購入データがKAJABIにも送信されます。この場合は、購入者はパスワードを作成していないので、KAJABIからウェルカムメールが自動的に送信されます。
あとは、そのメールのログイン情報を使って、KAJABIのログインページからログインしていただくことで、Prorductsにアクセスができるようになります。
クリックファネルで決済を使用する注意点
前提としまして、クリックファネル経由で決済が行われた場合は、決済情報はクリックファネルに保存されます。そして、そのユーザー情報(名前、メールなど)がKAJABIに送信されて、アカウントが作成されて、オファーが付与された形になります。(上パターンの【B】の場合)
なので、KAJABIでユーザーのオファー購入履歴などを見ると、クリックファネル経由の場合はすべて付与(Granted)と表示されます。 これはあくまでも、クリックファネルが支払いを受け付けて、支払いが確認できたので、そのユーザーにオファーを付与したというようなイメージです。
一回払いのオファー(買い切りオファー)であれば特に問題はないかと思いますが、サブスクリプションのオファーをクリックファネルで販売すると少々手間です。
上の説明の通り、「メンバーの課金はクリックファネル経由で行われていて、メンバーはKAJABIでオファー付与されているのでKAJABIのproductにアクセスができる」という状態になっています。
つまり、メンバーはKAJABIの設定ページから自分でキャンセルができないということになります。普通にKAJABIのオファーページ経由で購入したメンバーであれば、自分でサブスクリプションをキャンセルしたい時にユーザー設定のページからキャンセルできますが、クリックファネル経由の場合は付与されたという状態になるので、自分ではキャンセルできません。
もしメンバーが自分でサブスクリプションをキャンセルしたい時は、管理者に問い合わせを行って、管理者が手動でそのメンバーのサブスクリプションを止めて、支払いも止める必要があります。
人数が多くなってくるとこれは手間ですし、メンバーが自分でキャンセルできないということをしっかりと購入前に伝えておかないとトラブルになるので注意が必要です。買い切りオファーの場合は大丈夫だと思いますが、サブスクリプションをクリックファネル経由で販売する際は注意が必要です。
クリックファネルで決済・KAJABIで決済のメリットデメリット
クリックファネルで決済する場合のメリット
- 決済ページのカスタマイズが柔軟(LPと決済フォームをまとめることも可能)
- アップセルを複数回追加することが可能
- 1つの決済ページ上で、商品を選択式で選んでもらえる
クリックファネルで決済する場合のデメリット
- サブスクリプションを購入者のキャンセル(支払いストップ)が手間
KAJABIで決済するメリット
- すべてが連携しているので、サブスクリプションの決済時はメンバーが自分でキャンセルが可能
KAJABIで決済するデメリット
KAJABI自体で使う分には特にデメリットはありませんが、クリックファネルを比較した上で敢えて挙げるなら以下はデメリットになります
- アップセルが一回しかできない
- オファーページがシンプル
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